平成仮面ライダーシリーズの4作目として2003年から2004年にかけて放送された仮面ライダー555(ファイズ)。
この物語には後日談、完結編ともいえる作品があったことをご存知だろうか?
最終回、そしてその後は?
まず仮面ライダー555の物語を簡単に紹介すると、人間が一度死を迎え異形の知的生命体に再度覚醒した人類の進化型であるオルフェノク(怪人)。ベルトの力を使って人類の平和のためオルフェノクに立ち向かう者達(ライダー)。そして、オルフェノクとして覚醒しながらも人間として生きていこうとする者達の葛藤と戦いが描かれています。
オルフェノクは使徒再生とし再覚醒を促して人間を襲います。
物語終盤で明らかになるのだが、ラスボスとなるオルフェノクの王・アークオルフェノクが倒れるとオルフェノクは滅んでしまうことになります。
そしてまた、主人公であるファイズに変身する乾巧も実はオルフェノクなのです。
オルフェノクでありながら人間として生きる木場や海堂達への思い、そしてオルフェノクである自身の生死をかけ、乾巧は葛藤の末最終回でアークオルフェノクを打ち倒します。その結果、人類の平和は守られたが自分を含めたオルフェノクは滅びの末路を辿ることになります。
こうして最終回では人類に平和が訪れ一応の決着がつきますが、ではその後平和のために戦った乾巧やその他のオルフェノク達はどうなったのでしょうか?
ファイズ後日談が描かれた作品は?
ファイズ最終回のその後が気になるところですが、実はこの物語には後日談的エピソードが描かれた作品が存在しているのです!
その作品とは「dビデオスペシャル 仮面ライダー4号」です。
この作品の中で、ショッカーが開発した歴史改変マシンを巡り乾巧のその後が語られています。
歴史改変マシンはライダー側の誰かが死ぬことにより時間を繰り返し、そして繰り返す度にショッカー側は勢力を増しライダー達を苦しめるのです。
しかも歴史改変マシンはライダー側の「誰かを死なせたくない」という思いが起動源となっていて、その起動源こそが以前に死んだはずだった巧だったのです。
その事実を知った巧は、自分の生に対する執着に驚きながらも歴史を正すため歴史改変マシンを破壊する決心をします。
しかしそこに海堂が現れこの件からは手を引けと言い出すのです。事の真相を知っており、またオルフェノクとして最後まで生き残ってしまった海堂は死んでいった他の者達のことを考え、そしてなによりせめて巧だけでも生きていて欲しいと願ったのです。
それでも巧は海堂の願いを押し切り、世界の平和のため歴史改変マシンを破壊、歴史を正しい道へと導きまたしても人類の、そして世界の平和を守ったのです。
歴史が正され平和が戻った世界に、乾巧の姿は当然のことのようにもう無いのだが・・・。
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まとめ
この後に仮面ライダージオウにも乾巧が登場しますが、同じく死んだはずの草加も登場していることでも分かるように、あちらはジオウの時間軸での歴史改変の影響により生存しているとなってます。
この仮面ライダー4号でのエピソードが正史なのかパラレルなのかは見た人それぞれの解釈で良いかも知れませんが、ファイズファンにとって仮面ライダー555の物語にある種の決着はついたことでしょう。
海堂はTVシリーズでも味のあるキャラクターでしたが、オルフェノク最後の生き残りとここまで重要なキャラクターになるとは思いませんでした(笑)
歴史改変マシンを巡る巧と海堂の最後の戦いはなかなか泣ける展開です。
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