ガンダムNT-1機体解説
一年戦争時に地球連邦軍が北米のオーガスタ基地にて開発した、ニュータイプ専用ガンダムタイプモビルスーツ。コードネームはアレックス(ALEX)。
ニュータイプとして目覚めはじめたアムロ・レイ専用機として開発されたとされる機体だが、ニュータイプ専用モビルスーツといっても当時の地球連邦軍はニュータイプの存在自体について疑問を抱いており、ジオン公国軍のサイコミュ兵器のような技術は未開拓であり、ニュータイプという存在をまともに知らないまま見切り発車的に開発を始めてしまったのである。
とは言えニュータイプと呼ばれるパイロットは超人的な反応速度を持つ事が示唆されていた事から、高い追随性を発揮するという設計思想の下に開発される事となり、その実現方法として関節部にマグネットコーティングを施してレスポンスを強化、更に機体各部に姿勢制御バーニアを増設し運動性を向上させる事によってこれに対応した。
そのため本機体は当時のモビルスーツとしては異様に軽く、スラスター推力に至っては宇宙世紀のガンダムタイプの中でもトップクラスとなった。
この時点ではまだ不完全ながら、モビルスーツとしては初の全天周囲モニター・リニアシートが装備されており、これによって広い視野を確保出来るようになっている。尚、これらシステムを採用するにあたりコア・ブロック・システムは廃されており、機体データやパイロットの生還率では劣ってしまう。
また、オプションパーツとして複合装甲「チョバムアーマー」が平行して開発されており、重量の増加や機体バランスの悪化による機動性・運動性の低下という本機体の利点を潰してしまっているが、爆発反応装甲により実弾兵器に対する防御力は飛躍的に向上しておりチョバムアーマー自体の完成度は高い。
そして本機体の特徴的な武装として両前腕部の装甲カバー内に格納されている補助火器、90mmガトリング砲が挙げられる。
キットレビュー
HG 1/144 ガンダムNT-1アレックス
ガンダムらしいトリコロールカラーは健在ながら青と白を基調にした落ち着いたイメージのカラーリング。
機体各部に増設された姿勢制御バーニア。
キットでもチョバムアーマーは再現されていて脱着が可能となっている。
ガトリング砲の展開も再現可能!
やっぱりアレックスにはガトリング砲とチョバムアーマーは欠かせない!
パチ組みの限界!
残念ながらビームサーベルはクリアパーツ使用ではなく一体成型(涙)
「ポケットの中の戦争」劇中で、ケンプファーのチェーンマインでの攻撃を防ぎきったチョバムアーマー!
嘘だと言ってよバーニィ!(泣)
後の近代化改修機「トリスタン」と。
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まとめ
サイコミュなどの専用装備は無いものの、その機動力や運動性は群を抜いて優れていたニュータイプ専用機NT-1アレックス。
この機体が実際にアムロの元に届いていたなら、また戦局は大きく変わっていたことでしょう!
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